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EMF(拡張メタファイル)があれば

エクセルはデザインツール!


◆拡張メタファイル(EMF)とは
 東京日影図バージョン4/東京地価23バージョン4ばかりでなくバージョン3製品、東京ディジタル ミューマップ/東京ディジタル3Dマップでは、任意の縮尺で拡張メタファイル(EMF)が出力できます。 拡張メタファイルは縮尺の正しい地図が出力され、地図を出力するWindowsのグラフィックコマンド群である ことから、200%(2倍)、300%(3倍)に拡大しても全く地図が崩れないばかりか、拡大すればする 程、画面では見えにくかった部分が明確になります。
 EMFをエクセルやワードと共に利用すると、写真や図面と一体化した文書が自在に作成でき非常に有用 です。

◆拡張メタファイルの使用方法
 拡張メタファイルを用いた文書の作成方法を説明します。
<手順1>システムでEMFを作成します
 システムの実行で、メニュバーから[地図データ変換]−[変換範囲]−[範囲指定]−[マウス矩形指定]で 出力したい地図の範囲を指定します。座標を指定して範囲を正確に指定することもできます。
 次に[地図データ変換]−[変換形式]−[拡張メタファイル(EMF)]を選択します。
 これで、実行しているフォルダー(またはOUTPATHで指定したフォルダー)にEMFが作成されます。
 (システムはここで終了させてもよいし、アイコン化しておいてもかまいません)
<手順2>作られたEMFをエクセルに取り込みます
 エクセルを起動し、メニュバーから[挿入]−[図]−[ファイルから]と選択します。この手順はワードの場合 も同じです。
 図を挿入するダイアログがポップアップします。ここで、ファイルの場所として実行中のシステムの フォルダー(またはOUTPATHで指定したフォルダー)を選ぶと、EMFの図が表示されますので、[挿入]を クリックします。
 これで、エクセル(あるいはワード)の中にシステムで作成した拡張メタファイルが取り込まれます。
<手順3>エクセルをデザインツールとして写真や図面を貼り付けます
 写真や図面を所定の画像ビューア(例えばフォトエディタやアクロバット)で開きます。
 画像の所定の部分を切り取って[編集]−[コピー]します。画像ビューアはここで終了します。
 EMFを取り込んだエクセルで、[編集]−[貼り付け]を指示します。写真や図面が取り込まれますので、位置と 大きさをマウスのドラッグで定めます。(この操作は何回でも実行できます)
 次に、エクセルの適当なフィールドにタイトルや注記を書き込み、色やサイズを指定します。
 他のソフト(ワードやイラストレータ等)で作ったテキスト、ビットマップ、グラフィック図形やEMFを[編集] により[コピー][切り取り]−[貼り付け]することもできます。
<手順4>作成された文書を保存し印刷します
 エクセルの通常の手順で、作成された文書を保存します。
 また、印刷もエクセルの通常の手順で実行できます。

◆拡張メタファイルで広域の地図を大縮尺で印刷する方法
 東京日影図バージョン4/東京地価23バージョン4やバージョン3製品、東京ディジタルミューマップ/ 東京ディジタル3Dマップでは、任意の縮尺で地図を表示・印刷することができますが、広い地域を表示 しようとすると、縮尺が1:7000や1:10000といった小さな縮尺になってしまい、プリンタがA4やA3で は広域の地図を1:2500のような大縮尺で印刷することはできません。
 拡張メタファイルを使えば、広域の地図を1:2500のような縮尺で印刷することができます。
<手順1>システムで小さい縮尺のEMFを作成します
 所要範囲が収まる縮尺(例えば1:7500)を選び、必要なレイヤは全てオンにしてEMFを作成します。
 EMFの作成手順は、上記のように、メニュバーから[地図データ変換]−[変換範囲]−[範囲指定](または [全画面])で範囲を指定し、[地図データ変換]−[変換形式]−[拡張メタファイル(EMF)]を選択します。
<手順2>作られたEMFをエクセルに取り込みます
 エクセルを起動し、メニュバーから[挿入]−[図]−[ファイルから]と選択し、ファイルの場所として 実行中のシステムのフォルダー(またはOUTPATHで指定したフォルダー)を選ぶと、EMFの図が表示され ますので、[挿入]をクリックします。
<手順3>エクセルの中でズームして印刷します
 1:7500から300%(つまり3倍)拡大して、1:2500の地図が得られます。
 これを印刷すれば1:2500で広域の地図が印刷できます。



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